2.72021
vol.10 – caro 様
お客様が求めている理想のものってあると思うんです。そのお手伝いをする、支える、それが使命。そこで「美」が完成するのかなって。
-山口さんは日々の仕事で何を大事にされていますか?
そうですね、やっぱり毎日楽しく過ごす。毎日を充実させたい。そのためにやれることはやります。仕事来ていることの方が多いですから1週間の中でも。いかに充実させるか、楽しくやるかって大事じゃないですか。お客様にも多分伝わっているんだろうなって。
お客様に対しては当然満足していただきたいってのはあるんですけど、「いかに簡単にやれるか」っていうのを結構考えていて。自分が対応するのは、月に1回の来店だったら年で12回じゃないですか。お客様自身でやる期間の方が長いわけですよね。その残りの日数をいかに楽にできるか、良い状態にできるか。良い状態にするってなったら商品の力も必要です。簡単にできるようにするために技術・接客はもう全力でやっているってとこですかね。美容師の手を使わなくても普段楽になるということを伝えています。普段やるためにちょっとお手伝いをするってとこがモットーというか。なるべく難しい技術は使わないようにしています。それだけだと飽きちゃうんで、普段ブローしない人をブローしたり、なるべく毎回ちょっと変化をつけたり提案をしています。毎回変えていけば結構お客様も楽しんでもらえるじゃないかなって思っています。
-山口さんにとって「美」って何ですか?
お客様が求めている理想のものってあると思うんです。そのお手伝いをする、支える、それが使命。そこで「美」が完成するのかなって。求めているところのお手伝いをして「美」が成り立つ。
-どんなコロナ対策をしていますか?
まずは、換気、セット面でのソーシャルディスタンス、手指消毒、お客様への検温。必ず入って来られたときにまずは消毒して頂いてそのあと検温です。あとは器具のアルコール消毒ですよね。スタッフのマスク着用。お客様のマスク着用は基本的に任意です。大切なマスクもあったりするわけで、そこにカラー剤がついちゃったりパーマ液がつくとダメになっちゃいますよね。そういうのがあるので一応任意なんですけど、自分たちは必ずつけています。
-コロナでいろんな変化があったと思うのですが、一番感じる変化って何ですか?
一番思ったのは、2020年4月の緊急事態宣言のときにガラッと止まったわけじゃないですか。今まであれだけ忙しかったのが、ガラッと急に変わるっていうのが、ちょっと怖かったというか。ここまで影響が出るんだなっていう。それだけ大きい出来事が起きているんだなっていうのはその時に一番感じました。なんて言うんですかね、180度変わっちゃうというか、それぐらいすごいウィルスなんだって。そういうことに今直面しているんだなっていうのをまず感じましたね。そのあとは、できる限りのことをやってそれを発信して。そこからちょっとずつ広がっていくと思うんですよ、安心感だったり。そういうのが伝わって、戻ってくる感じになってきたのがすごくありがたいですよね。せっかく来ていただいていますから、出来る限りやりたいなっていう感じですよね。
-今後どうなると思いますか?
さっきのガラッと当たり前だったことが簡単にひっくり返るんだなっていうのがあったので、常に考えてなきゃいけないというか。こうなったときにはこう動こうとか。先読みですよね。考えたくないですけど、悪いイメージをちゃんと認識して、こうなっちゃったときにはこうするべきだというのを頭の中に入れてなるべくすぐ動けるように。すぐ動けるか動けないかというのが大事なんじゃないですかね。対応が早ければ早い方が一番いいですよね。