2.72021
vol.10 – caro 様
まず今お持ちのツールで簡単にできる方法をお伝えする。考えているのは、「いかに普段楽にできるか」っていうところですね。
<山口さんへのインタビュー>
-どのような層のお客様が多いですか?
幅広くて、小さいお子さんから60代以上まで。層は集中しないで結構まんべんなく来ていただいていますね。土地柄もあるのかもしれないですね。家族ぐるみで来ていただくこともあります。
-年代が違うということは悩みもそれぞれだと思うんですけど、一番多い悩みは何ですか?
多いのは、髪のくせや量ですよね。量に関しては多い少ない、どっちもです。最終的には「扱いやすくやりたい」っていうのにつながるんですけど。みんな悩んでいますよね、髪のくせ、量、ダメージ。そういうのが多いですね。
-そういうお悩みに対してどう対応されていますか?
カットで来ているのであれば、できる範囲、自分の技術でやるのは当然で、それ以上に方法があればパーマ、カラー、トリートメント。他の切る以外のツールってあるじゃないですか。そういうので対応したり。難しいですけど。求めていることにうまく沿ってあげられるというか、そのために何が必要かどうか。その中で使える技術を使っていくという感じですかね。
-お客様のお悩みは変化してきているって感じますか?
長くお付き合いしている方はちょっと変わってきています。ボリュームを気にされていた方がそんなに気にしなくなったり。悩みが解決しても違う悩みが出てくる。長い付き合いがある方ほどいろいろ出てきますね。短い方だとまだそんなにわからないところもあるんですけど、10年以上お付き合いのある方は求めているものもちょっと変わってきたりしますね。それが面白い。いろいろ引き出しから出してあげて、これが飽きちゃったらこうしてあげようとか。お悩みや要望をぶつけてくれるのは嬉しいですよね。やりがいがあります。
-お客様で頭皮の乾燥や髪のパサつきのお悩みに対してどういうアドバイスをしていますか?
ドライヤーをまずかけすぎないようにアドバイスしています。日々のかけ方ですよね。そういうところから。すぐ商品というよりは、まず今お持ちのツールで簡単にできる方法をお伝えする。それでもやっぱりっていうのであればいろいろ出していこうかなって感じです。考えているのは、「いかに普段楽にできるか」っていうところですね。プロがやったらできちゃうのは当たり前じゃないですか。例えば1ヵ月に1回来店する方がいらっしゃったとして、対応するのは1日だけですよね。残りの日数っていうのは自分でやらなきゃいけない。そのお客様がサロンにいる以外で自分でできる範囲でいかに簡単にやれるかっていうところをアドバイスしています。ドライヤー以外にも、トリートメントをお持ちであればつけ方だったり。難しく考えさせないように、簡単で良い解決策があればそれを伝えていっています。
-お客様の中で、シンプルに考えればいいのになとか、出来てないなとか、誤解があるなっていうところは何かありますか?
「セットはお店でやると良いのに家では・・・」って結構あるじゃないですか。家帰って次の日からやるとなんか変なんだよねみたいな。意外とできているんだと思うんですけど、美容室マジックじゃないですけど、来たときにやってあげるとよく見えちゃう。そこはたぶん誤解があるところもあると思うんです。上手い方は出来ていると思います。難しく考えちゃっているからできてないのかなって。そこを伝えるのが難しいところでもあるんですけど。なるべくやりやすい簡単にできる方法でお伝えしています。