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vol.5 – Ingress 様

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専門学校を出たり、夜練習一生懸命したりしているわけでしょ。その結果が、低い給料、低い社会的地位、それは僕にとってはあり得ないだろうと、許せないというのはあるよね。

Ingress

代表 三村 勉 氏

東京都足立区竹ノ塚5-5-11第2清水ビル1F TEL:03-5831-0787

営業時間/9:00~19:00(定休日:毎週火曜日)

https://ingress.co.jp/

 

R&S MIMURA

東京都足立区保木間4-16-7 TEL:03-3884-5169

営業時間/9:00~19:00(定休日:毎週火曜日、第3水曜日)

https://www.rsmimura.com/

*インタビュー記事はこちら

 

-お店のコンセプト、特徴を教えてください。

美容師さんてはっきり言って貧乏な人が多い。給料いっぱいもらえてないですよね。底辺に近いと思っています。でも専門学校を出たり、夜練習一生懸命したりしているわけでしょ。その結果が、低い給料、低い社会的地位、それは僕にとってはあり得ないだろうと、許せないというのはあるよね。なんでそうなっちゃうのよって話ですよ。美容師さんがちゃんとしたお仕事ができないからだと。お客様がきれいにしてって言ってもきれいにならない。だから妥協してまあ(代金を)これだけ下さいっていう、気持ちの方が卑屈になっている。

 

でも、うちの場合はほんとにきれいにして帰すので、このくらい値段しますけどよろしいですか?っていうと皆さん喜んでお金を置いていかれるということですよね。うちの店名には『髪をきれいにする美容室』って謳っている。20年前からそれでやっています。20年前はそういう風に言っている割には、「おたくは髪きれいにならないわよ」ってよく言われたり、社員も言ったりして(笑)。でもあくまでも髪をきれいにするんだというテーマでやってきて、今はほぼそれが実現できているかなと思うので、どんどん伸びているということなの。だからお客さんはきれいになりたいと思って来ているわけですよね。

 

それにちゃんと応えたらば、私たちの給料も上がるだろうし、ちゃんとしたお仕事をしているんだろうなと思うんですよね。それができないために妥協した結果、低賃金に喘ぐということだと思うので。うちはあくまでも高単価。社員を幸せにするためにはたくさん給料を払わなきゃなんないので、そういうことで高単価にしていかなきゃならないです。

 

-三村先生から他の店を見てみると、そうでないお店が多いと感じるということですか?

自分の店もそうだったからね。そこを通過してきているので(笑)。はっきりそういうことは言えて、前にも美容室ありますけど、いくら隣にできようとうちは関係ないよと。全く別次元の仕事をしているという自信もあるし、実際そうなっている。今の考えで良いんだろうなと思いますよね。で、従業員も高給をもらえば喜んでニコニコ笑顔増えるし、こっちから言ったことも素直に聞いてくれるし。好循環になるわけですから。給料低いから不平不満が出る。あっちのお店と比較するということが起きる。圧倒的な好待遇を実現していく。それにはさらに単価を上げてというようなサイクルで回していくということですよね。

 

-先生は普段スタッフとどのようなコミュニケーションをはかっていますか?

スタッフは全員家庭持ち。どっちかっていうと立場として、家庭がメインですよね。あるいは子育てということもあるし。その中で決められた時間ここにいてくれる。そこで最大限のパフォーマンスを発揮してもらえばいいということなので、まぁ会話といっても突っ込んだということはなくて、「今日はおしゃれな恰好してるじゃん」、「その靴合ってるね」、「そんなの持ってたのね」、そういう話がメインですよね。あんまり突っ込んだことは聞きもしないし、大体わかるので。お子さんが3人いて何年生くらい、って自分も通ってきた道だから(笑)、大変じゃんっていうことで。

 

-スタッフ同士でコミュニケーションをはかったりしているんですか?

それはもうみんなやっています。お客さんの髪の、どういう施術をして、どうだっていうのは、絶えず交流をしていますね。

 

-スタッフの皆様はお近くから通われているのですか?

近いのは一人ですね、歩いて5分くらいの人。あとは川口とか草加、車通勤。電車で2駅先の人とか。

 

-三村先生のスタッフへの思いをぜひお聞かせください。

そうですね、やっぱりテーマは「美容をやっていて良かった」っていうのがないと話にならない。この店に来てよかったっていうことですよね。そういう楽しさを知ってもらいたい。実際にうちで仕事すると最初はみんな自信ないですよ。へたくそな美容室にいた人ばっかりです。

 

入社して3ヶ月くらいのスタッフが、かなり難しいリクエストのお客さんが来たときに、「入っていいでしょうか?」と言うんで、「いいよ、やって」って。本当は私のところに予約として入っていたんですけど、やらせたんですね。そしたら見事にきれいにしたんで、本人はルンルンですよね。かつてない人生上の、かつてない体験をした。

 

私なんかはお客さんに入客する前に宣言をするんですよね。「今日はすごいピカピカ、つるつるになってお帰り頂けますよ」っていうことを言って施術をするんです。そういうこと言い切って施術をできる美容師さんはどれだけいるんですかっていうことですよね。多分何も言えないですよ。縮毛矯正の難しそうな人来ました、終わってみなきゃわかんない、ハラハラドキドキですよね。でも、うちは結果が見えているので、すごく綺麗になりますって言って実際にできるのをスタッフも見ているので自信を持って入客ができる。

 

わずか3ヶ月ぐらいでもあれだけのことができてしまうっていうのは本人にとっては初の体験。美容師をやっていて良かったって絶対思う。こういう輪っかをもうちょっと広げていきたいなと思うんですよね。貧しい美容師さんをなくしていきたいなと思うんだけどね。

 

やっぱりね、そうすると商品は買っていきますよ。「この髪を維持するには今使っているのじゃダメですよ。せっかく今こんないいとこまできてここで今使っているのを使い続けると、またガタガタになりますよ。ちょっと使うものも変えていかないとまずいですよ。シャンプーはちゃんとした合ったものを使うと今日ここまで上がったのがさらにまたちょっとずつ良くなって来ますよ」と話をすると、やっぱりその美しさを見ちゃうと、こっちの言葉を信じて購買意欲につながってものも売れる。

 

先ほどの(入社3か月のスタッフが対応した)お客様も36,000円くらいです、支払いが。シャンプーも買ってくれました、トリートメントも買ってくれました。喜ぶわけでしょう。でも通常は、「すごく良いシャンプーだからこれ使ったら良くなりますよ」っていきなり言われたって買いませんよ。良い状態ではなかった髪がツルツルになるの見ちゃって、この美容師さんの言っていることは信じられると思うと、ものも売れるっていうことですよね。一連の流れの話の中でシャンプーも出てくる、トリートメントも出てくるということなので、自然に心に入ってきて、このツヤツヤを維持したいってみんな思うわけですよね。そうすると、ホームケアの大事さという風な流れで商品も売れていますよね。

 

だから絶対にお客さんの懐具合があるので、良いと分かっていても毎日使うものですから、それ1本買ってはい終わりだとあまり意味ないので、ずっと使える方は使ってよって。こういう良いものがあってこれを使ったらこうなりますよで話を終わります。買えとか持って帰れとは絶対言わない。「使われると今日から先さらに良くなってきます」で終わっておくと、お客さんの方から「あのシャンプー売っているんですか?」って。

 

商品は売るもんじゃなくて相手が買っていくもんだっていうところで、すごくやりやすいですね。その辺もつながってくるので、髪がほんときれいになるとすべてがハッピーに回り出すということですよね。

 

 

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