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vol.5 – Ingress 様

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一言でいうと、ツヤですよね。ツヤがどんだけあるのよってことですよね。ツヤ髪ってあらゆるものを押しのけて際立ちますよね。

 

-三村先生にとって「美」とはなんでしょうか?

一言でいうと、ツヤですよね。ツヤがどんだけあるのよってことですよね。ツヤ髪ってあらゆるものを押しのけて際立ちますよね。いくらすばらしいドレスを着ていても髪にあんまりツヤがないとちょっともったいない。髪が輝いていると着ているものより、この人なんでこんなツヤあるのっていくじゃないですか。我々の使命はいかにツヤ髪を作るか。そしたら若くも見えるし、それ以外のことは後からついてくる。そこが原点ですよね。

 

-日々どのような思いでお仕事されていますか?

今は後継者も作って行かなきゃなんないと思っています。この会社も70年になるんですよね、母が始めてから。最低100年は持たせたいなと。ということは次の世代にバトンタッチしないと100は行かない。そういう後継者ですよね。あるいは、ここで働いたら絶対仕事は楽しくなるし、面白くなるし、その人が独立しても圧倒的なパフォーマンスでやっていけるので、ここに関わる人をもうちょっと増やしていきたいなと思うんですよね。働いてみたいとかね、そういう間口を広げて、次の世代にバトンタッチをしたいなと考えているんですよね。

 

-美容師として、経営者として、1番大事にしていることをお聞かせください。

そうですね、やっぱり人生は1度しかなくて。その中でいろいろ苦難を歩んで皆さん美容師という仕事についていると思うんですよ。どの仕事が合っているのよって。みんな考えながら、まあしょうがないから美容師っていう人もいれば、美容が好きで美容師っていう人もいるかもしれない。やっぱりこの美容師って仕事は、このコロナにもかかわらず、お客さんは我慢できないので来るみたいな。食べるものは絶たれると生きていけないですけど、この美容の方は絶たれても髪がバサバサと生きてはいけるかもしれない。けれども、付加価値としては非常に重要な位置にあるということが今回もわかりましたよね。なので、さらにうちに来てくれたらほんとに若返る、ツヤツヤ、なんか良かったっていう、そういう思いを社員共々ね、共有していける環境を作っていきたいなと思っているんですよね。

 

-昔と今でお客様が抱える悩みに変化はありますか?

昔は石油系シャンプーぐらいしかなかったのが、今はアミノ酸のものが結構3割くらいはきているんですかね。きれいになりたい人にとって重要なものが当たり前になっているし、そういう製品の性能も非常に向上している。技術的にも昔のストレートパーマなんて訳も分からず板にはって髪傷めていたみたいなものが、理屈もわかってきれいになるようになったりして。あらゆる面ですごく可能性が広がっていて。それを知らないとできないわけですよね。なので、さらに追求していかなきゃならないし、もっともっとそれを知らない美容師さんには知ってもらいたいし。知ったらほんとに人は誰でも美しい髪を作れるっていうレベルになるのでね。そういうことをどんどん広げて、可能性はめちゃくちゃあるんですけど。今は外に発信ができていないんで、もうちょっとそういうことが発信できる環境を作ると、ここを目指す人がもうちょっと増えるのかなとも考えてはいるんですね。

 

-昔と今とではスタイリストの考え方、動き方、技術にどのような変化がありますか?

カットの技術っていうのはそんなには変わっていないですよね。アップにしてもそうだし、そんなには変わっていない。大幅に変わっているのは、薬品ですよね。その辺の知識がまだまだ追いついてないんじゃないですか。薬品の性能、髪に対する影響。基本的に皆さんカットが上手だったりするわけで、でも実際にはお客さんをきれいにはできていません。なぜなのって、それは科学的な部分が不足しているからだと思うんですよね。そこら辺がちゃんと追いついてくるとみんな立派な美容師になれると思うんですよ。

 

宣言して、「今日はお客さん、すごいきれいになりますよ、楽しみにしてください」って言える美容師がいないと思うんですよね。ハッタリで言う人はいるかもしれないですけど、そうじゃなくて、ほんとにきれいになりますよ、なれますよって宣言して仕事にできたら、美容師として非常に楽しい。やってみないとわかんない、終わってみないとわかんない、世の中まだそのレベルなので。だからうちは圧勝している。みんなが宣言してやるようになったらうちはしょぼんとなるかもしれないですけど(笑)。その辺がね、まだまだ追いついてないっていうところはビジネスとしてうちはありがたいですね。美容師さんとしては、もうちょっとその辺を知ったらすごく開けると思うんですよね。

 

-難しいところではあるけど、そこが差別化につながっていくと。

だって同じ薬で縮毛矯正やっているはずですよ(笑)。でも結果はチリっちゃったとか、伸びなかったとか、バサバサになったとか。それって何なのよって話。うちだって特殊な薬はそんなに使っていないですよ。ベースの縮毛矯正剤は一緒ですからね。はっきり言ってうちは何でもいいんですよ、ほんとに。そんな高いもんなんか使ってないですから。

 

-今まで技術的なものや薬品の勉強はどのような形で積み重ねていったのですか?

最近思うのは、よその美容室でやっていた人が入ってきてわずか3ヶ月で難しい矯正ができたり、難しいパーマができたりというのを見ている。前にある美容室は夜遅くまで練習しているんですよ。非常に無駄じゃんと思うんですよね(笑)。基本の練習もある程度は大事なんですけど、1番大事なのはポイントを聞いて練習するってことなの。聞かないでやると100時間かかるところが、こことここを注意してこう切れよということをやったら10時間で済む。シャンプーもそうなんですけど、1000人洗ったら上手くなるかというとそうじゃなくて。

 

ポイントね、ポイントなんですよ。そういうのは聞いてやったら、もうほんとに短い時間であっという間に上手くなるんです。美容師養成するのにめちゃくちゃ無駄な時間費やしていると思うから、途中で嫌になっていなくなっちゃったりするんでしょ。アイロンかけるのって、100時間練習しなきゃできないのかよって。あんなの誰でもできるよね。誰でもできるけどポイントがあるわけでしょ。そうやるとジュっとなって熱いからやめろとか(笑)。あまり握っているとそこ傷むからやめろとか。ポイントですよね。それを気をつけて練習しろよって話でいくと、話は早いです。それを聞かずに練習した人がお客さんに入ると、あちちってなったとかって、お客さん怒らせたりするわけじゃないですか。

 

まぁうちは経験が長いんでそういうことが言える立場になったんですけど、昔はそういうのわからないからロッドは一生懸命1000本巻くんだとかって(笑)。そうではなくて、ポイントを押さえて、ゆっくりでいいから巻き方がちゃんと脳裏に入れば、あとはそれをスピードアップするっていう単純作業なので。だから今つくづくそう思うよ、俺はなんて無駄なことやったのかって、しかもそれでスタッフに嫌われて、辞めていったやついっぱいいるんだって。

 

-そもそもポイントを抑えている美容師さんはどの程度いるんですか?

みんなポイントを知ってはいる。でも言葉で伝えるっていうところは、やっぱり見ているとできる人はそういないよね。自分で幾多の失敗をしてきて人も育て間違って。

 

前の店の練習風景を見ていても、一生懸命やっているんだけど、それってどうなのよって。それも大事なんですけど、そんなに練習の時間っていらない。今の人って器用だよね。すごくね。ネット見たりなんかして。実際の現場でのほんとに重要なポイントを、こことここを注意してこうやってやれよって言うだけであっという間にうまくなっちゃうっていうことですよね。

 

-YouTubeだとかいろんなところに情報あふれているじゃないですか。美容師がポイントを学ぶ上では、そういう媒体で得るのと、実際に生の現場で働いている人の意見を聞くのとどちらが良いと思いますか?

うちらも成人式近くなると、今のお客さんはほぼ100%編み込みで、編み込みなんてうちらあんまり得意じゃないからYoutubeを見てにわか勉強するんですよ(笑)。非常にわかりやすくて、確かに簡単にはできますよね。簡単にできるだけに、要は大した技術じゃないってこと(笑)。金にはならない。ほんとに重要なことは現場で、そこんとここうじゃなくてこうやれよってことなんですよ。やっぱりYouTubeでそれは無理だよな。そう思います。

 

 

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