本日の言葉
Peace begins with a smile.
安らぎは笑顔から始まります。
Mother Teresa(マザー・テレサ)
ノナ・ブログライターのhiroです。
ストレス社会といわれている現代ですが、そもそも江戸時代、明治時代の頃はストレスがなかったのかと疑問に思います。
まあ、確実にあったと思います。ストレスは生理的な防御システムですからね。ただ、「ストレス」という概念や言葉がなかったり、それを感じる前に日々の生活で生きることが精一杯で感じている余裕もなかったり、といったことはあったんだろうなと推測します。
今回は、そんな「ストレス」について考えてみたいと思います。
ご存知の通り、ストレスは心だけでなく身体面にも影響を及ぼします。もちろん、髪の毛にも!
目次
① まずは気づく
③ 呼吸
④ 睡眠
⑤ 笑おう
・まとめ
「ストレス」の意味
「ストレス」って言葉を日常的に使っているためか、「心理的な負担」のようなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
もともと、この「ストレス」という意味は、工学・物理学の用語で、「物体に力が加わったときに生じるひずみ」のことを指すようです。
つまり、日常生活を送りながらいろんなことに出くわし、それに伴い本来の自分自身にゆがみが出てくるということですね。
心や体へ影響する外部からの刺激
いろいろなことでストレスを受けますよね。人間関係、仕事、子育て、家庭、金銭面、健康問題など。いろいろなアンケート調査を見ると、人間関係でのストレスが一番多いようです。
どういったことにストレスを感じていますか?
心や体へ影響する外部からの刺激を、「ストレッサー」と言います。このストレッサーは、3つに分けられます。
1.物理的ストレッサー
光、暑さや寒さなどの温度、音など。
2.化学的ストレッサー
公害物質、金属、アルコール、タバコ、薬物、酸素欠乏・過剰、食品添加物など
3.心理・社会的ストレッサー
人間関係、仕事、家庭など
生きているだけで何かしらの外部刺激を受けているということですね。温度でもストレス要因になるという認識はなかったのではないでしょうか。
案外見落としがちになるのですが、「良い出来事」でもストレス要因になります。例えば、結婚。結婚するときは幸せいっぱいな気持ちになりますが、人生にとって大きな出来事のため、外部からの刺激としては大きいものになります。
ストレス反応
外部からの刺激から生じるストレス反応は3つあります。
1.心理面
不安、焦り、イライラ、気分の落ち込みなど
2.体面
頭痛、胃痛、食欲不振、便秘や下痢、不眠、腰痛など
3.行動面
飲酒量の増加、喫煙量の増加、仕事上のミスの増加など
心と体はつながっており、ストレスで様々な影響が出ます。
私は、2-3年に1回大きな腰痛に見舞われます。立ち上がることもできずに2-3日寝て過ごします。そうかと思うと、歯が激痛に襲われ、歯医者さんからは「力が入りすぎて強く噛み締めすぎ」と注意されたことも。あとで振り返ると、大体大きな精神的ストレスをため込んでいた時期だったりするんですよね。ストレス過多でない時期はまったく腰にも歯にも痛みはきません。
日々の生活で、何かしら心や体に異変が表れる方も多いのではないでしょうか。
ストレスと毛髪の関係
ストレスは心の面だけではなく身体面でも影響が出ます。その中で、円形脱毛症があります。よく「ストレスで円形脱毛症になった」という人がいます。
ストレスが増えると、毛細血管が収縮することで血流が悪くなります。髪の毛が生える土台に毛母細胞(もうぼさいぼう)という細胞があるのですが、ここに十分な酸素や栄養分がいかなくなります。酸素や栄養分が不足すると、結果、弱々しい髪の毛が生える原因になります。ひどくなると脱毛にもつながります。
過度なストレスは、自律神経、内分泌系、免疫系にも影響が出ます。
ストレスで肌が荒れ気味になるときもありますよね。これはホルモンの分泌により、肌の代謝バランスを悪化させるためです。頭皮も肌の一部ですので、頭皮環境にも影響が出るということです。
▼参考記事
どうストレスとうまく付き合っていけばいいのか?
気が付いたらストレスが溜まりすぎる人も多いかと思いますが、では、どのようにストレスとうまく付き合っていけばいいのでしょうか?
人それぞれ自分に合うストレス解消法があると思います。また、巷ではいろいろな方法も紹介されています。
でも、ストレスを解消できずにため込んでしまう方、ストレスを解消出来ているか不安になる方は多いと思います。「ストレス解消できる趣味を見つけよう」というアドバイスをされても、趣味がない人は「趣味がないこと」でストレスになっちゃいますよね。実際、私もそんな感じです。
そこで、すぐにできて、しかも健康にも良いシンプルな「ストレスとうまく付き合う方法」をご案内します。
① まずは気づく
まずは自分がストレスを感じていることを気づくことが大事です!
厚生労働省の「こころの耳」というホームページがあります。ここで紹介されているノウハウの1つです。
ストレスを抱えていることに気づかずに、知らず知らずのうちにため込んで、心や体に不調をきたしてしまうことは避けたいですよね。
ストレス反応は3つありました。
1.心理面(不安、焦り、イライラ、気分の落ち込みなど)
2.身体面(頭痛、胃痛、食欲不振、便秘や下痢、不眠、腰痛など)
3.行動面(飲酒量の増加、喫煙量の増加、仕事上のミスの増加など)
これらの反応が出ていないか? 日々忙しい生活の中でも、少し考える時間をとってみるとちょっとした気づきを持てるかもしれません。
▼参考ホームページ
② 誰かに聞いてもらう
ストレスがあるとき、誰かに聞いてもらいましょう。周りの友達でも、家族でも、相談窓口でも。話すことで楽になるだけでなく、話しながら物事への違う視点を得られるようになります。
「話す」ことは「放す」ことでもあります。
目の前の何かに捉われていると心への負担は大きくなります。その掴んでいるものを少しでも放してあげると気持ちがラクになります。
③ 呼吸
呼吸を整えましょう。
イライラしてきたら、まずは深呼吸。
思い悩んだら、まずは深呼吸。
悲しい気持ちが出てきたら、まずは深呼吸。
日ごろから深呼吸を意識すると、落ち着いて物事に対処できるようになります。
「頭にくる」っていいますよね。こういうときは、意識が「頭」にいっています。「緊張して上がっちゃう」ときも意識は上にあります。呼吸も浅くなります。こんなときは、かるく深呼吸しながら気持ちを下へ下へとしずめていくイメージを持ちます。これだけで次第に落ち着いてきます。
深呼吸をすると自律神経に働きかけ心も体もリラックスできるといわれています。特に、吐く息を意識することで、心を鎮める副交感神経の働きが刺激されます。また、深呼吸すると、酸素を多く体内に取り込むことにつながるので体にもいいですよね。
④ 睡眠
ストレスをためないためにも、睡眠は大事といわれています。
しっかり睡眠をとることで、脳の休息、疲労回復、免疫力アップにつながります。できるだけ規則正しく寝ることを心掛けたいものです。
⑤ 笑おう
出来るだけ笑いましょう!
笑いには大きな効果があるといわれています。免疫力アップや自律神経のバランスを整える効果もあり、これがストレス解消につながります。
「面白いことがなくて笑えない」、「笑う気分にならない」、そんなときもあります。そんなときは、無理やりにでも笑顔を作って、楽しいこと(楽しかったこと)を考えてみましょう。心と体は繋がっています。楽しくなくても笑顔を作ると、気持ちが変わってきます。ほんの少しでも心がラクになればいいですよね。
ストレスは悪いことだけではない
ストレスというとすべてが「悪いもの」のようなイメージを持ちがちになってしまいますが、ストレスはあくまでも外部からの刺激に対する身体のゆがみの状態なので「良いもの」でも「悪いもの」でもないとも言えます。
うまくストレスに付き合っていければ、例えば外部からのプレッシャーがあっても、自分を高めるきっかけになるかもしれません。
まとめ
今回はストレスに関して考えてみました。
ストレスとうまく付き合っていくことが、健康的な心や体の維持には大切です。もちろん健康的な髪の毛やお肌にも!
ストレスを発散できる趣味がないとき、発散できずにため込んでしまいがちなときは、簡単にできることから始めてみるといいのではないでしょうか。深呼吸、規則正しい生活、笑顔を作る、などは簡単なのでおすすめです。