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vol.1 – 美容室ヴァンテアン様

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人の悩みを改善するっていうのがやっぱり一番の差別化につながる。

 

 

(8か月かけて集中ケア)

 

看護師のお客さんと話をしたときに、「スタッフと話をしていてもちょっと代田さんとは違う。代田さんに切ってもらった写真を持って他の(ヴァンテアンの)美容室でこういうふうにしてもらっているって言ってもできない。なんで?」。って聞かれたことがある。その人は看護師さんなんだけど、「病院の中でゴッドハンドっていうドクターが1人いたらみんなゴッドハンドになるか。ならないよね」って言ったら、「あー、そういうことね」って。

 

だからゴッドハンドを生む環境で育ってこなきゃ無理なんですよ。自分のスタッフが同じことができるかって言ったらできない。それを教えろって言っても無理ですよ。だから、もう望まないし。後の世代に全く同じようなことができる子がこの10年間にもし来たら、それは責任持って育てる。でも、その子が全く同じじゃなくても何か特化してね、違う世界で才能を開花してくれればそれはそれで責任持って育てるしさ。ただ、この10年間の新人のスタッフ育成した中でそういうポテンシャルを持っている子はほぼほぼいないですよね。

 

5年位前に一人優秀な女の子が入ってきたんだけど、その子はほんとに優秀で、2年やって3年目に入ったときに、「この業界は私に対して正当な評価をしてくれない」って。「社長相談があります。私はネイティブの英語が喋りたくなったんで海外に行きます。だからお店やめさせて下さい」って。帰ってきて美容に復帰していないから、たぶん美容業界そのものが私の働く場所じゃないって判断したんだろうね。

 

-美容業界も大きく変化しているんですね。

昔は、ディーラー(美容商材の業者)も、ビジネスっていうものをずいぶん教えてくれて、うちの数字を見てダメ出しをするわけですよね。だからある意味、我々よりも上から目線で来るわけですよ。でも今の営業はほんとダメだよね、どこもかしこも。営業マンもこの美容っていう業界に入ってくる人間たちも優秀ではない。

 

この間、あまりにもうちに出入りしているディーラーがダメなので、とある人に相談して名古屋の方のディーラーを紹介してもらったんですよね。その営業マンがうちに挨拶に来たわけ。いろんな情報を知っていて、情報を教えてくれて、優秀な営業マンですよね。徐々におたくから取るから、近くに来たら寄ってくださいよって。近くに来た時に寄って頂ければうちの方からその都度必要なものがあったら相談しますからっていう話をしたんだけど、一向に来ないわけ。紹介してくれた人に、「あの担当者全然来ないんだけど」って言ったら、「あいつ辞めちゃったよ、ディーラーを」って。なんで辞めたのかっていったら、家を買って子供が2人目生まれたのでディーラーの給料じゃ食っていけないって。

 

この業界にディーラーですら優秀な人間は入らなくなった。それは由々しき事態っすよね。単価が下がったから優秀な人間が入ってこない、優秀な人間が入ってこないから余計単価が下がる、という完全にデフレスパイラルに陥っちゃっているよね、業界そのものが。

 

その中で残っていくためには、人の悩みを改善するっていうのがやっぱり一番の差別化につながるわけじゃないですか。じゃあ誰でもできるかって、出来ないんですよ。これを広げようって言ったって広がらないですよね。

 

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