女性の場合は、シャンプー（アミノ酸）→育毛剤→酵素。男性の場合は、シャンプー（アミノ酸）→育毛剤→ノコギリヤシ／コラーゲン

－お客様にはどういうふうに勧めていますか？

ビューティーっていうことに関してはコラーゲンと酵素ですね。ただ、男の人はノコギリヤシは勧めますよね。

今から20年位前に抜け毛対策をお客さんから聞かれるんで、育毛にちょっと力入れようと調べたら、抜け毛の原因が頭皮に油が残っていて皮脂分泌が過酸化脂質に変わって抜け毛につながるって。ノコギリヤシが、頭皮の脂が過酸化脂質に変わることを抑える働きがあると。ドラッグストアでも手に入るのでずっと飲み続けていたんですよ。後から、ノコギリヤシが男性の前立腺肥大の予防のサプリメントだっていうことがわかって。

最近男の人には必ず、まずシャンプーをアミノ酸に変えてもらう。それから育毛剤を使ってもらう。それから、3番目がノコギリヤシかコラーゲンを勧めていますね。男性は前立腺肥大の人の率が高い。そういう意味でもノコギリヤシは勧めていますね。

女性の場合はシャンプーと育毛剤。育毛剤もミノキシジル系じゃないと効果がないんで、ミノキシジル系のものを勧めて、次に酵素を勧めますよね。女性はそこまでじゃないですかね、育毛発毛に関しては。

－今お店に来るお客様の年齢層、年代はどれくらいになりますか？

やっぱり40代50代60代70代が一番多いんじゃないですかね。30代は自分自身にお金をかけなくてもきれいでいられるから、あまり30代はいないですね。10代20代は来ないですね。白髪、抜け毛が目立ちだすって40代でしょ。40代になってくると後半になれば子供も大学卒業してって世界になってくるし、自分にお金をかけられる。あとそれなりに稼いでいる。一番稼げる年代じゃないですか。だからじゃないですかね。

今のお客様の中で多いお悩みはやっぱり白髪ですよ。シミ、シワ、白髪、抜け毛、「3S1N」って言っているんだけどさ。

－お店のコンセプトと合っていますね。

それは自分が20代でモードに走っていた時期から、だんだんだんだんモードについていけなくなって。自分の存在感を示すためにはって言ったら、ケアをしなきゃいけないってなるわけですよ。自分自身が、抜け毛になりたくない、太りたくない、白髪になりたくないっていうさ。自然とそういうふうになったわけ。若い子達と一緒なんていつまでもできないじゃないですか。

若い頃、扱っていた化粧品の所長がよく言っていたのは、男性美容師って、売上が上がらなくなる原因の一番が老化なんだぞって。男性美容師は歳をとる、それによってお客さんがつかなくなる、だから経営者としてやらなきゃいけないんだと常に言われていたわけ。その恐怖感はありましたね。

もちろん自分がいつまでも現役でやるっていうことを諦めてはいないから自分の体とか自分に対してマイナスのものは絶対受け付けなかったしさ。だからタバコもやめたし、食品なんかも添加物のあるもの、カップヌードルなんかもほとんど食べないし。その延長上にサプリメントがあったのかもしれないしね。