5.142021
vol.11 – Mue Hair&More 様
お客様で「大きいお店に疲れた」っていう人はいらっしゃいますね。
-お店のコンセプトや特徴を教えてください。
コンセプトは、脱皮していく感じ、進化していく感じ、お客様が変わりたいなって思ったときに変えてあげられる手助けになるような、そういうプロセスを大事にできるお店にしたいなと思っています。
特徴は、女子がひとりでやっているっていうことですかね。新規のお客様のほとんどが、女性がひとりでやっているお店を探して来られる。ホットペッパーにも出してないし、広告打ってないんですけど、新規のお客様に「何見て来ましたか?」ってきくと、みんな「ネット」って言うんですよ。どうやって探したのかきくと、「女性がひとりでやっている」というのをキーワードで来られる方がほとんどです。ひとりの方に言われたんですけど、「女の人がひとりでやっているお店ってないよね」って。あんまりないみたいです。
たぶんですけど、私も組織にいてそうだったんですけど、同じ歳の女性の美容師ってもういなかったです。みんな結婚とか出産して。パートさんで戻ってくるパターンはありますけど。朝から晩まで一日いますっていう女性美容師ってほんとにいなくて。幹部はみんな男の人。たぶんそういうのがあるのかもしれないですね。
-女性おひとりのお店を求めるお客様は、昔に比べても増えているのでしょうか?
どうなんでしょうか。「大きいお店に疲れた」っていう人はいらっしゃいました。流れ作業じゃないんですけど、お客様にそう写ってしまったら流れ作業ですし。ただ、大きいお店では仕事を分担していかないとうまくいかないところもあるんです。そういうのがしんどいっておっしゃる方はいますね。あとは、若い美容師さんがお客様とうまく会話ができない。それをおっしゃる方は多いですね。
-会話ができないっていうのは、コミュニケーション能力が下がっているということでしょうか?
例えば、自分のことばっかりしゃべるとか。本来はお客様の言うことを聞く側なのに、お客様に聞いてもらっているとか。あと、年齢に合わせた会話ができないっていうのはありますよね。お客様にしたら「なんのことかちょっとわからないな」という話題をしゃべりかけられても困りますよね。雑誌ひとつそうですけど、その人を見てどの雑誌を持っていくかっていうのもあります。「え、こんなの持ってこられても…」みたいなのもあると思うし。