fbpx

vol.9 – ファッションハウス伊太利亜 様

  • follow us in feedly

「自分の生活圏から外れる」。仕事と家の往復であれば考え方って一つになってしまうじゃないですか。これ僕の考え方の一つなんですが、自分の置かれている舞台を他に変えていく。

 

-美容師として「美」とは何ですか?

一番は「ライフスタイルの一部」ということ。もうホントにそれが一番大きくて。きれいにしたいとか、かっこ良くしたいというのは、人にどう見られたいかが根源にあると思うんです。その人の人生を豊かにするのが「美」だと思います。

 

-美容師を目指したきっかけは何ですか?

僕は二代目。小学生の頃にたまたま友達が「美容師の息子なら髪切れるでしょ?」って。小学生の発想ですよね。たまたま横にいた母親が(カットの方法を)何も教えていないのに「切ってあげれば?」って。そこが原点になっています。もちろんスタイルは変でしたよ。でも友達が喜んでくれたので、「美容師になろう」と。単純にそれだけなんですよ。それで美容師になりました。

 

-美容師として大事にしていることは何ですか?

人への感謝ですね。なぜかというと、その一番初めのとっかかりも友達がいてくれたから興味を持てた。二代目だったからその跡を継がなきゃいけない、家族に喜んでもらいたいとか。自分が喜びと感じることの背景には人が絶対いるんです。感謝ですね。

 

-親から「継いでくれ」という話はあったんですか?

一切何も言われていないです。練習やれとも何も言われなく。だから無知に育ったんですよ(笑)。無知というのは美容に関することだけではなく、生き方だったりコミュニケーションだったり。放任主義だったので、猪突猛進で来ちゃった。今も現在進行形で勉強中です。物事を知らないのはほんとに怖いことっていうのを日々感じています。今でも怖い。がんばって今勉強している最中です。勉強といっても、何か本を買ってきてとかではなくアンテナを張る勉強っていうんですかね。そういうのがメインです。

 

-お客様のちょっとした変化に気づける「センス」はどう磨けばいいでしょうか?

ものすごく簡単で、「自分の生活圏から外れる」。仕事と家の往復であれば考え方って一つになってしまうじゃないですか。これ僕の考え方の一つなんですが、自分の置かれている舞台を他に変えていく。例えば、どこかの組織に入ってもいいですし。その中でいろんな人のつながりで話す会話は全部違いますよね。そうすることでお客様の小さな変化に気づきやすい環境を自分で作っていく。新しいことに挑戦するというのももちろんそうです。それが気づくためのきっかけ作りかな。凝り固まらないというんですかね。

 

それが良いか悪いかは別ですよ。ただ僕が今までいろんな人と話してきて、いろんな考えの人がいる。お客様は不特定多数じゃないですか。ましてや新規のお客様は何を考えているか分からない。コミュニケーション取るために自分の幅が広がらないと話せない。一番わかりやすいのは朝のニュースを見るとか。銀座のクラブのママがやっている事と一緒ですよね。ニュースを見て話す。クラブに来られる方ってある程度の時間とお金を持っている。よっぽど変な話っていうのはなかなかないと思うんです。そういうのも僕のヒントになっています。

 

もちろん変な話もしますよ、アホな話も。でもそれっていうのはその人にいかに自分を合わせられるか。やっぱり来てもらった感謝の気持ちがあれば自分の気持ちなんていくらでも変えられる。それが一流だと思っています。高級じゃないんですよ、一流なんですよ。それは全部ホスピタリティーになると思うので。それを勉強中なんです。まだまだですけど。

 

これが難しいところで、私を好かれる方もいると思うんですけど、嫌われる方もいる。これはしょうがないと割り切っています。大体半々ですね。すごく好かれるか、すごく嫌われるかのどっちか。

 

-お客様の半分には嫌われるって、メンタルが強くないときつくないですか?

メンタル、僕すごく弱いんですよ。ただ、それが自分の体調管理の指標にもなっています。気にしたら体調悪い。気にしなければ体調が良い。それで気にするようだったら「今日は早く寝よう」と(笑)。そうするとすごく楽になります。気にならないときはホント気にならないですから。

 

-合わないと感じるお客様はどういう方たちですか?

語弊を恐れずに言うと、「芯がある人」とは話が合いますね。例えば不純な動機だったり何か下心があったりする人とは、僕は合いません。それが一番わかりやすいかもしれないです。ただ下心があってもかわいいなって許せる程度のレベルだったら自分も大人になるので平気ですけど。

 

 

固定ページ:
1 2 3

4

5 6

一覧ページに戻る

カテゴリー

ノナブログ (nona blog)

過去のnona体験

体験ギャラリー
nona感動体験ムービー
お客様の声
ページ上部へ戻る