本日の言葉
最も長生きした人間とは、最も年を経た人間のことではない。最も人生を楽しんだ人間のことである。
The person who has lived the most is not the one who has lived the longest, but the one with the richest experiences.
ルソー
ノナ・ブログライターの寝子(ねこ)です。
理想の最後「ピンピンコロリ」を迎えるために今から出来ること。
最後まで元気で、要介護や寝たきりにならずに寿命を全うするために今私たちができることを考えてみましょう。
目次
・まとめ
平均寿命と健康寿命
平均寿命と健康寿命という言葉があります。
平均寿命とは0歳時における平均余命で、健康寿命とは何歳まで介護や入院などせずに自立して元気で過ごせるかという年齢です。
2019年のデータになりますが、男性と女性とではこのような違いがあります。
平均寿命 | 健康寿命 | 差 | |
男性 | 81.41歳 | 72.68歳 | 8.73歳 |
女性 | 87.45歳 | 75.38歳 | 12.07歳 |
この平均寿命と健康寿命の年齢差が、「入院や介護で自分の思うような生活ができない年数」となります。
約10年・・・・、かなり長いですね。
この差が出る原因としてはこのようになっています。
1位 認知症
2位 脳卒中
3位 高齢による衰弱(寝たきり状態)
私自身に当てはめて考えると、あっという間に健康寿命になります。で、その後12年もの長い間、病気やケガと向き合いながら生活をしなければならない。
「絶対嫌だ!」というのが感想です。
「ピンピンコロリ」
2020年9月に100歳を超える高齢者が8万人を超えました。
寝たきりや介護で人生を終わらす「ネンネンコロリ」ではなく、寿命がくる日まで元気で過ごせる「ピンピンコロリ」が理想ですよね。
誰もがそうありたいと思っているのではないでしょうか。
では、どうすれば元気でいられるのでしょうか?
3つの下がりステップ
人生には老齢期に入って亡くなるまでに「3つの下がりステップ」があるといわれています。
歩行 ➡ 排泄 ➡ 食事 です。
一度降りてしまうと上がることはほぼ不可能といわれています。
最も重要なことは歩行といわれています。自分の思い通りに動けることは、人に頼らずトイレに行けますし、友人と外食も可能です。精神的にも大きな影響を与えます。
いくつか大切なことがあります。「ピンピンコロリ」で逝かれた方々が実践された5つのことがあります。
1番重要なことは、歩行です。自分の足で歩くことが重要です。
2番目は、自分の歯で噛んで食べること。脳への刺激にもなりますし、栄養を摂ることができます。
3番目は、社会とのつながりを持つこと。認知症予防になります。
4番目は、部屋を暖かくすること。ヒートショック、喘息、アレルギーの予防になります。
5番目は、エンディングノートを書くこと。遺族の負担を軽くします。
普段の生活でできること
私たちが普段の生活の中で出来ることは何でしょうか?
運動、食事、睡眠、禁煙、ストレスなど、生活習慣を見直すことが必要です。
生活習慣病の予防が大事です。食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣により引き起こされる病気で、がん、循環器疾患、糖尿病などがあります。
<適切な食生活>
主食、主菜、副菜をバランスよく、野菜多めのメニューにしましょう。果物を適度にとることも大事です。塩分のとり過ぎは、高血圧だけでなく胃がんのリスクを高めるといわれています。
<適度な運動>
適度な運動は、心臓病、脳卒中、がん、足腰の痛みなど多くの病気のリスクを下げることがわかっています。18歳~64歳は、歩行以上の身体活動を毎日60分、65歳以上は、毎日40分の身体活動が良いようです。
<十分な睡眠>
健康維持には休養も大切です。規則正しい生活を行うと体内時計が整い、快眠へ導きます。
<禁煙>
たばこの煙には、ニコチンやタールをはじめ、約200種類の有害物質、約70種類の発がん物質が含まれていて、病気を引き起こします。また、喫煙する人の近くにいることで煙を吸ってしまうことを受動喫煙といい喫煙者が吸い込む煙(主流煙)より、たばこから立ちのぼる煙(副流煙)の方が有害物質を多く含んでいます。たばこを吸わない人は気をつけましょう。
<お酒と上手に>
アルコールの影響は肝臓だけでなく全身に及び、健康障害をもたらしますので適量を楽しみましょう。
<歯・口腔の健康>
最近では歯周病と全身の病気との関連が報告されていますので、毎日の歯磨きと歯周病を予防しましょう。
<病気は、遺伝と環境が関係>
両親の寿命と病歴は、ある程度自分の健康寿命の指針にもなります。両親の病気や高血圧などの体質は、自分も素因を持っているかもしれません。健康診断などで、両親がかかった病気や体質に関連する数値に変化が見られたら、専門の医師に早めに相談しましょう。
1年に1回は生活習慣病検診を受診し、ご自身の健康状態を把握して下さい。
まとめ
「私はまだまだ大丈夫!」とおっしゃる方も多いと思います。ご自分のご両親に当てはめて考えてみてください。ぜひアドバイスをしてあげてください。
このブログを読んでいただいた皆様全員で「ピンピンコロリ」を目指していきましょう!!